ブリッジ治療とは?
ブリッジ治療とは、失った歯の両隣の歯を支えにして、連結した人工歯を装着する治療法です。
取り外し式の入れ歯とは異なり、固定式のため違和感が少なく、見た目や噛み心地が自然なのが特徴です。
当院のブリッジ治療の特徴
・レントゲンや拡大鏡を使った精密な診査・診断を行い、保険診療・自由診療の両方に対応し、希望に合わせてご提案
・自由診療によるジルコニアを用いたブリッジ治療も選択可能
・熟練の技工士と連携し、機能性及び審美性を重視した精密な設計による被せ物を作製
・口腔内に装着後も、一人一人に合わせたメンテナンスを実施し、長期的な予後を実現
※ジルコニア治療については詳しくはこちらへ
こんな症状でお困りの方に
- 歯を1〜複数本失ってしまった
- 入れ歯やインプラントに抵抗がある
- 顎の骨の状態からインプラントが難しいと言われた
治療期間
- ブリッジ治療は基本的に2〜3回の通院(1〜3週間)で完了します。
- 支台となる歯の状態や本数、仮歯期間の有無などによって異なります。
治療中の注意事項
- 健康な歯であったとしても、支台となる歯を大きく削る必要があります
- 支台となる歯に問題がある場合はブリッジ治療前に処置が必要となります
- 支台となる歯の状態によっては神経を取る処置が必要になる場合があります
- 治療中は仮歯で過ごす場合があります
- 被せ物が完成するまで硬い物は控えてください
治療を受けられない人
- 両隣の歯に歯周病を認め、動揺があり、支台として適さない場合
- 歯の本数が複数欠損しており、支えが不安定な場合
- 噛み合わせに大きな異常がある場合(応相談)
治療後の注意事項
- ブリッジの下に食べ物が詰まりやすいため、フロスや歯間ブラシを使用してください
- 装着後に違和感がある場合は、無理せず再調整を受けてください
- 定期的なメンテナンスとクリーニングを受けることで長持ちします
料金
治療内容 | 所要時間 | 費用(税込) |
---|---|---|
保険ブリッジ(銀歯・前装冠) | 約2〜3回 | (欠損歯1本あたり)約7,000〜9,000円(3割負担) |
自費ブリッジ(ジルコニア) | 約2〜3回 | 本数・素材による |
- ※ブリッジ治療前に行う、検査は別途費用がかかります。
- ※支台となる歯に歯周病治療や虫歯治療・根管治療等の処置や仮歯が必要な場合は別途費用がかかります。
- ※前装冠とは目に見える部位を白い樹脂で部分的に覆った銀歯のことになります。
- ※保険適用範囲については状態により異なるため、事前にご説明いたします。
- ※ジルコニア治療については詳しくはこちらへ
治療の流れ
- 初診カウンセリング・レントゲン撮影・診査診断→ 欠損部及び歯の状態を確認
- 現状説明及び治療計画提案・説明→ 診査診断結果を元に現状説明を行い、治療計画提案・説明
- 必要に応じて支台となる歯の処置を実施→ 支台となる歯に問題が認められる場合はブリッジ治療前に処置を実施
- 支台歯の形成・型取り・仮歯の作成・装着
- ブリッジの製作(1〜2週間)
- ブリッジの装着・噛み合わせ調整
よくある質問(FAQ)
Q. 歯を失った状態を放置するとどうなりますか?
A. 歯を失ったまま放置すると、両隣の歯が倒れてきたり、噛み合っていた歯が伸びてきたりして噛み合わせが乱れます。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、顎関節に負担がかかることもあります。さらに、噛む力のバランスが崩れ、他の歯の寿命にも影響する可能性があります。
Q. ブリッジは保険適用されますか?
A. はい、条件を満たせば保険適用が可能です。ただし白い歯は条件付きです。
Q. ブリッジ治療は痛いですか?
A. 治療中は麻酔を使用するため痛みはほとんどありません。処置後に軽い痛みや違和感が出ることがありますが、多くの場合は数日で落ち着きます。不安がある場合は遠慮なくご相談ください。
Q. ジルコニアと銀歯の違いは何ですか?
A. ジルコニアは白くて自然な見た目と高い強度を兼ね備えた素材で、審美性・耐久性ともに優れています。一方、銀歯は金属製で保険適用内で治療可能ですが、見た目が目立ちやすく金属アレルギーのリスクがあります。長期的に見た目や耐久性を重視する方にはジルコニアがおすすめです。
※ジルコニア治療については詳しくはこちらへ
Q. ブリッジの寿命はどれくらいですか?
A. 使用状況によりますが、保険の銀歯で3〜5年、自費のジルコニア系で10年以上持つこともあります。
Q. ブリッジと入れ歯の違いは何ですか?
A. ブリッジは失った歯の両隣の歯を支台として連結した人工歯を装着する固定式の治療で、違和感が少なく見た目も自然です。一方、入れ歯は取り外し式で、装着に慣れるまで時間がかかることがあります。見た目や噛み心地、費用、清掃方法などに違いがあり、ライフスタイルやご希望に応じて選択が必要です。
Q. ブリッジと入れ歯はどちらの方が長持ちしますか?
A. 一般的にブリッジの方が固定式で安定しているため、しっかりケアすれば長期間使用できます。保険の銀歯ブリッジで3〜5年、自費のセラミック・ジルコニアブリッジで10年以上持つこともあります。一方、入れ歯は取り外し式である分、破損やゆるみなどの調整が必要になることもあります。いずれも定期的なメンテナンスが重要です。
Q. ブリッジとインプラントの違いは何ですか?
A. ブリッジは失ってしまった歯の両隣の歯を削って歯を補うのに対し、インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み独立して歯を補う治療です。
Q. ブリッジとインプラントはどちらの方が長持ちしますか?
A. 一般的にインプラントの方が長持ちするといわれており、適切なケアを行えば10〜20年以上使えることもあります。ブリッジは保険治療で3〜5年、自費のセラミック・ジルコニアで10年程度が目安です。ただし、どちらもセルフケアや定期的なメンテナンスが寿命に大きく影響します。
治療に伴うリスク
- 歯を削ることで、歯の寿命が短くなることがあります
- 支台歯の状態によっては神経を取る処置が必要になる場合があります
- ブリッジ下の清掃が不十分だと、虫歯や歯周病の原因になります
- 失った歯を残っている歯で補うため、支台となる歯の負担が増加し、将来的に支台歯を失う恐れがあります
まとめ
ブリッジは、失った歯を補うための固定式の治療です。
インプラントや入れ歯と比較して、それぞれにメリット・デメリットがあります。
当院では患者様に最適な方法をご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。