🦷ブルーラジカル治療(歯周病治療)とは?

ブルーラジカル治療は、歯周病治療器「ブルーラジカル P-01」を使用し、歯周ポケット内の細菌への殺菌処置と、超音波による歯垢・歯石の除去を組み合わせて行う治療です。
青色レーザーを過酸化水素水に照射することで、殺菌作用を持つ「ヒドロキシルラジカル」を発生させ、歯周ポケット内に作用させます。
治療が適しているかどうかは、歯周病の進行度やお口の状態、全身の健康状態などを確認して判断します。この治療だけですべての歯周病が治るわけではなく、日々の歯磨きや歯周基本治療、治療後の継続的な管理も大切です。
🦷ブルーラジカル治療の特徴
- 殺菌処置と歯垢・歯石の除去を組み合わせる
青色レーザーと過酸化水素水による殺菌処置に、超音波による歯垢・歯石の除去を併用します。 - 歯ぐきを切開せずに歯周ポケット内を処置する
歯周ポケット内に器具を挿入して治療します。ただし、お口の状態や治療後の経過によっては、歯周外科治療などが必要になる場合があります。 - 検査結果に基づいて治療の適応を判断する
歯周ポケットの深さや出血、歯を支える骨の状態などを確認し、治療方法を検討します。すべての方に適しているわけではありません。 - 治療後の再評価と継続的な管理が重要
処置後は歯ぐきの状態を再評価します。治療を受けた後も、毎日のセルフケアと定期的な歯科医院での管理が必要です。
🦷ブルーラジカル治療の対象となる方
ブルーラジカル P-01は、進行した歯周炎(ステージⅢ・Ⅳ)の患者さんを対象とした歯周病治療器です。歯周ポケットの深さや歯を支える骨の状態などを検査し、歯科医師が治療の適応を判断します。
歯ぐきの腫れ・出血や口臭が気になる場合も、まずは原因を確認することが大切です。症状だけでブルーラジカル治療が必要と決まるわけではありません。
歯周外科手術を避けたいというご希望がある場合もご相談ください。ただし、歯や歯周組織の状態によっては、外科治療や抜歯などが必要となる場合があり、この治療ですべての手術や抜歯を回避できるわけではありません。
🦷治療回数・期間と治療後の管理
治療回数や期間は、治療する歯の本数、歯周病の進行度、歯周基本治療の状況などによって異なります。検査結果をもとに治療計画を立て、必要な通院回数や期間の目安をご説明します。
処置後は、歯周ポケットの深さや出血などを再評価し、改善の程度を確認します。その結果に応じて、追加の処置や歯周外科治療などを検討する場合があります。
治療効果の持続期間を一律に示すことはできません。治療後も毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスを続け、歯周病の再発・進行を防ぐための管理を行います。ブルーラジカルによる再治療の必要性は、経過を確認したうえで判断します。
治療を受けられない方・事前に相談が必要な方
以下に該当する方には、ブルーラジカル P-01による治療を行えません。
- ペースメーカーを使用している方
- 無カタラーゼ症と診断されている方
- 光線過敏症のある方
また、未成年の方に対する有効性・安全性は確立されていません。
妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方、持病のある方、服薬中の方、薬剤アレルギーのある方は、事前にお知らせください。全身状態や使用する薬剤などを確認し、治療の可否や時期を判断します。
ブルーラジカル治療が適さない場合も、お口の状態に応じた別の歯周病治療をご提案します。
治療後の注意事項
- 治療した部分のケアは、歯科医師・歯科衛生士の指示に従う
歯ぐきを強くこすらず、指導された方法で歯磨きや歯間清掃を続けてください。 - 麻酔を使用した場合は、感覚が戻るまで食事や熱い飲み物を控える
唇や頬をかんだり、やけどをしたりするおそれがあります。 - 痛みや腫れなど、気になる症状がある場合は医院へ連絡する
症状が強い場合や長引く場合、悪化する場合は、次回の予約日を待たずにご相談ください。 - 喫煙している方は、禁煙について相談する
喫煙は歯周病の経過や治療後の治癒に影響するため、禁煙も含めた生活習慣の見直しが大切です。 - 再評価とメンテナンスを受ける
自覚症状が落ち着いても、歯周病の状態を確認する必要があります。案内された時期に受診してください。
🦷料金

🦷治療の流れ

🦷よくある質問(FAQ)
Q. ブルーラジカル治療は痛いですか?
A. 痛みの感じ方は、歯ぐきの炎症の程度や治療する部位などによって異なります。痛みがないことを保証する治療ではありません。麻酔の使用や痛みへの対応については、治療前にご説明します。治療中に痛みや刺激を感じた場合は、我慢せずにお知らせください。
Q. 効果はどれくらい続きますか?
A. 効果の持続期間は一律には示せません。治療後の歯周病の状態や毎日のセルフケア、喫煙などの生活習慣によって経過が異なります。処置後に再評価を行い、定期的なメンテナンスを続けます。再治療が必要かどうかは、検査結果に基づいて判断します。
🦷治療に伴うリスク
- 痛み・出血・しみる症状
歯垢・歯石の除去などに伴い、治療中や治療後に痛み、出血、歯がしみる症状が出る場合があります。 - 歯ぐきの位置や見た目の変化
炎症による腫れが引くことで、歯ぐきが下がったように見えたり、歯と歯の間のすき間が目立ったりする場合があります。 - 歯ぐきや口腔粘膜への刺激・損傷
薬液や器具などの影響で、口の中に刺激、傷、口内炎などが生じる可能性があります。器具の接触やレーザーの使用に伴うやけどにも注意が必要です。 - 上顎の奥歯を治療する場合の注意
歯の根と上顎洞(鼻の横にある空洞)が近接している場合は、周囲組織の損傷や薬液の流入に注意が必要です。治療前に画像検査で位置関係を確認します。 - 十分な改善が得られない場合がある
治療効果には個人差があります。再評価の結果によっては、追加の歯周病治療や外科治療、抜歯などが必要になる場合があります。 - 治療後に強い痛みや腫れ、長引く出血などがある場合は、次回の予約日を待たずに医院へご連絡ください。
🦷まとめ
ブルーラジカル治療は、歯周ポケット内の殺菌と、超音波による歯垢・歯石の除去を組み合わせた歯周病治療です。
治療が適しているかどうかや、治療の順序・範囲は、歯周検査や画像検査などの結果をもとに判断します。すべての方に同じ効果が得られるわけではなく、状態によっては別の治療が必要になる場合があります。
治療後も、毎日のセルフケアと定期的な再評価・メンテナンスが大切です。治療をご希望の方は、まずお口の状態を確認し、治療方法・費用・リスクについて説明を受けたうえで、ご自身に合う方法をご検討ください。
この記事の編集・責任者は歯科医師の杉田一馬です。