
ワイヤー矯正とは?
ワイヤー矯正とは、ブラケット(歯に装着する装置)とワイヤーを使用して歯並びや噛み合わせを整える矯正治療の一つです。成人の矯正治療として広く採用されており、軽度から重度の歯並びの問題まで幅広く対応できます。
当院のワイヤー矯正の特徴
- 月に1回、ワイヤー矯正専門のドクターが来院
→ 難症例の矯正治療も、専門医が安全に対応します - 幅広い歯並びのケースに対応可能
→ 軽度~重度の歯列不正に適応できる - 確実に歯を動かせる
→ ワイヤーによる持続的な力で効率よく歯を動かす - 選べる装置の種類
→ クリアブラケット・セラミックブラケット・ハーフリンガルブラケット(上表側、下裏側矯正)リンガルブラケット(裏側矯正)など、審美的な選択肢もあり
ワイヤー矯正の種類と違い
ワイヤー矯正には、見た目や機能に応じていくつかの種類があります。
クリアブラケット矯正(表側矯正)
- 最も一般的なワイヤー矯正で、クリアのブラケットとワイヤーを使用
- 高い耐久性があり、幅広い症例に対応可能
- 目立ちやすいが、比較的費用が抑えられる
セラミックブラケット矯正(表側矯正)
- 白いブラケットを使用し、目立ちにくい
- 見た目を気にする方におすすめ
- クリアよりも若干費用が高め
ハーフリンガル矯正(表側矯正)
- 見えやすい表だけ内側に装置を装着するため、審美性が高い
- 下は外側に装置を装着するため、フルリンガルブラケット矯正よりも舌の違和感は少ない
フルリンガルブラケット矯正(裏側矯正)
- 歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着するため、外から見えにくい
- 高度な技術が必要で、費用が最も高くなる傾向
- 舌に違和感を感じることがある
こんな人におすすめ
- 歯並びがガタガタしている(叢生)
- 出っ歯(上顎前突)が気になる
- 受け口(下顎前突)になっている
- 顎のズレが気になる
治療期間
ワイヤー矯正は1.5~3年程度の治療期間が一般的です。定期的な調整(1か月に1回程度)を行いながら、理想の歯並びへと導きます。
⚠ 治療中の注意事項
- 硬い食べ物(ガム・キャラメル・ナッツ類など)を避ける矯正装置に食べ物が詰まらないよう、丁寧に歯磨きを行う矯正中は定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病を予防する
- 装置の調整(月に1回程度)を定期的に行う
⚠ 治療を受けられない人
- 重度の歯周病や虫歯がある方(先に治療が必要)
- 顎の成長が未完了の方(小児矯正が適している場合あり)
- 矯正装置の管理が難しい方
※小児矯正については詳しくはこちらへ
治療後の注意事項
- 矯正治療後、保定装置(リテーナー)を適切に使用しないと後戻りの可能性がある
料金
施術内容 | 所要時間 | 費用(税込) |
---|---|---|
クリアブラケット矯正(表側矯正) | 1.5~3年 | 825.000円 |
セラミックブラケット矯正(表側矯正) | 1.5~3年 | 935,000円 |
ハーフリンガルブラケット矯正(上表側下裏側矯正) | 1.5~3年 | 1,100,000円 |
フルリンガルブラケット矯正(裏側矯正) | 2~3年 | 1,320,000円 |
※施術内容や回数によって異なるため、詳しくはご相談ください。
相談料 無料
検査診断料 55,000円
再診料、調整料 5,500-11,000円
治療の流れ
- 初診・カウンセリング
→ 歯並びや噛み合わせを診断し、最適な治療法を決定 - 検査・治療計画の立案
→ レントゲンや模型を用いて詳細な診断を行う - 矯正装置の装着
→ 歯にブラケットとワイヤーを装着 - 定期調整
→ 月に1回程度、装置の調整を行いながら治療を進める - 保定期間(リテーナーの装着)
→ 矯正治療後、歯の位置を安定させるための期間
よくある質問(FAQ)
Q. ワイヤー矯正の治療期間はどのくらいですか?
A. 一般的に1.5~3年ですが、歯並びの状態によって異なります。
Q. ワイヤー矯正はいつから始めるのがベストですか?
A. 成人矯正の場合、歯並びや噛み合わせに問題を感じたら、早めの相談がおすすめです。一般的には10代後半からいつでも開始できます。
Q. 矯正装置は目立ちますか?
A. メタルブラケットは目立ちますが、セラミックブラケットやホワイトワイヤーを使用すると目立ちにくくなります。
Q. ワイヤー矯正の目立たない方法はありますか?
A. セラミックブラケットやホワイトワイヤーを使用すると目立ちにくくなります。また、裏側矯正(ハーフリンガル、フルリンガル矯正)も選択肢の一つです。
Q. ワイヤー矯正とマウスピース矯正の違いは何ですか?
A. ワイヤー矯正は固定式で確実に歯を動かすことができ、重度の歯列不正にも対応可能です。一方、マウスピース矯正は取り外しが可能で目立ちにくいですが、適応できる症例が限定されることがあります。
※マウスピース矯正治療については詳しくはこちらへ
Q. ワイヤー矯正は痛いですか?
A. 最初の装着時や調整後に痛みを感じることがありますが、通常は数日で慣れます。痛みが強い場合は、痛み止めを服用することで緩和できます。
Q. 矯正中に虫歯になりやすいですか?
A. 装置があるため歯磨きが難しくなりますが、正しいケアを行えば予防できます。
Q. ワイヤー矯正後の保定期間はどれくらいですか?
A. 矯正治療後の保定期間は、通常1.5~2年程度が推奨されます。この期間にリテーナー(保定装置)を適切に使用することで、歯並びの後戻りを防ぎます。保定の期間や方法は、個人の歯並びや治療計画によって異なるため、担当の歯科医師と相談しながら進めることが大切です。
Q. 裏側矯正は舌が傷つきますか?
A. 裏側矯正(リンガルブラケット矯正)は、歯の裏側に装置を装着するため、初めのうちは舌に違和感を感じたり、軽い傷ができることがあります。しかし、多くの方が数週間で慣れます。ワックスを使用したり、歯科医師に相談することで違和感を軽減できます。
治療に伴うリスク
- 矯正装置による口内炎や歯ぐきの炎症が起こる可能性がある
- 矯正中の歯の移動による痛みや違和感がある
- 歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まる
まとめ
ワイヤー矯正は、確実に歯を動かすことができ、幅広い歯並びの問題に対応できる矯正治療です。
理想の歯並びを手に入れるために、ワイヤー矯正を検討しましょう!