親知らず抜歯とは?
親知らず抜歯とは、口の一番奥に生えてくる親知らず(第三大臼歯)を抜く処置のことを指します。親知らずは、生え方によっては痛みや炎症を引き起こし、放置すると歯並びの乱れや虫歯・歯周病の原因になります。抜歯自体は10分~1時間程度で終わることが多く、症例によって異なります。
当院の親知らず抜歯の特徴
- 月に1回、大学病院から抜歯専門の口腔外科ドクターが来院
→ 難症例の親知らずも、専門医が安全に対応します - 埋伏歯(埋まっている親知らず)も対応可能
→ 骨の中に埋まっている親知らずも、外科的処置で抜歯が可能 - 抜歯の必要性を適切に診断
→ 抜くべきか経過観察すべきか、的確に判断 - 腫れや痛みを最小限に抑える処置
→ できる限り負担の少ない抜歯方法を採用
こんな人におすすめ
- 親知らずが痛む、腫れることがある
- 斜めや横向きに生えていて、歯並びに影響を与えている
- 親知らず周囲の歯ぐきが炎症を起こしている
治療期間・回復期間
抜歯自体は通常10分~1時間程度で完了します。
- 軽度の抜歯(まっすぐ生えている場合) → 約10~20分程度で抜歯可能
- 中度の抜歯(斜めに生えている場合) →約 30~60分程度の処置が必要
- 埋伏歯の抜歯(骨の中に埋まっている場合) →約 60分程度の処置が必要
- 回復期間 → 1~2週間程度で腫れが引き、1ヶ月~3ヶ月程度で完全回復
⚠ 治療前の注意事項
- 抜歯前日は十分な睡眠をとり、体調を整える
- 抜歯当日はアルコールやカフェインの摂取を控える
⚠ 治療を受けられない人
- 血液疾患や糖尿病など、抜歯によるリスクが高い方(医師と相談が必要)
- 妊娠中・授乳中の方(必要に応じて産後に抜歯を検討)
- 抜歯時の麻酔や薬剤にアレルギーがある方
治療後の注意事項
- 抜歯後の出血を抑えるため、指定された時間ガーゼを噛む
- 抜歯当日は激しい運動や長時間の入浴を避ける
- 施術後24時間はうがいを控え、血の塊(血餅)を保護する
- 食事は柔らかいものを選び、刺激の強いものは控える
- 適切な痛み止めや抗生剤を使用し、指示に従う
料金
親知らず抜歯は保険適用が可能です。
処置の難易度によって費用は変わりますが、目安としては以下の通りです。
抜歯の難易度 | 所要時間 | 費用(税込・3割負担) |
---|---|---|
正常な生え方の親知らず(単純抜歯) | 約10~20分 | 約3,000円前後 |
半分埋まっている親知らず(難抜歯) | 約30~60分 | 約6,000円前後 |
完全に埋まっている親知らず(外科処置) | 約60分以上 | 約8,000~10,000円程度 |
※初診料・レントゲン・投薬費用(抗生物質・痛み止めなど)を含め、合計で5,000~15,000円程度になることがあります。歯の生え方や状態、処置の難易度によって異なるため、詳しくはご相談ください。
治療の流れ
- 初診・カウンセリング
→ 親知らずの状態を診断し、抜歯が必要か判断 - レントゲン・CT撮影
→ 親知らずの位置や周囲の状態を確認 - 抜歯手術(局所麻酔)
→ 症例に応じて抜歯方法を決定し、施術 - 止血と縫合(必要な場合)
→ ガーゼで圧迫止血し、必要に応じて縫合 - 消毒・抜糸(必要な場合)
→術後翌日もしくは翌々日に経過を確認、消毒し、 1週間後に抜糸し、傷の治癒を確認
よくある質問(FAQ)
Q. 親知らず抜歯は当日施術できますか?
A. 症状や状態によっては、カウンセリング・レントゲン撮影を行った上で当日抜歯が可能です。ただし、難症例や全身状態によっては後日の施術をご案内する場合もあります。
Q. 親知らず抜歯は痛いですか?
A. 局所麻酔を使用するため、抜歯中の痛みはほとんどありません。術後に腫れや痛みが出ることがありますが、適切なケアで軽減できます。
Q. 抜歯後に腫れますか?
A. 個人差がありますが、通常1~3日程度腫れが続くことがあります。
治療に伴うリスク
- 抜歯後に腫れや痛みが生じる
- ドライソケット(血餅が剥がれ、骨が露出する状態)になる可能性
- 神経が近い場合、一時的な麻痺や違和感が生じることがある
まとめ
親知らず抜歯は、歯並びや口腔の健康を守るために重要な治療です。
早めに相談することをおすすめします。