
🦷インプラント治療とは?
インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着して、噛む機能や見た目の回復を目指す治療です。
隣の歯を支えにするブリッジとは異なり、基本的には隣の歯を削らずに歯を補うことができます。一方で、外科手術が必要となり、顎の骨や歯ぐきの状態、全身の健康状態によって適した治療方法は異なります。
入れ歯やブリッジも含め、それぞれの特徴や費用、治療期間をご説明したうえで、ご希望と検査結果に合わせて治療方法を検討します。治療後も、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが必要です。
🦷当院のインプラント治療の特徴

- 検査結果に基づいた治療計画
お口の診査やレントゲン・CT検査で、顎の骨や周囲の組織の状態を確認し、治療方法を検討します。 - 噛み合わせと見た目への配慮
周囲の歯との調和や噛み合わせを考慮し、噛む機能と見た目の回復を目指します。 - ストローマン社製インプラントを採用
当院では、ストローマン社製のインプラントを使用しています。治療の適応や方法は、検査結果に基づいて判断します。 - 骨の量が少ない場合もご相談ください
骨の状態によっては、骨造成などの追加処置を検討します。すべての症例に対応できるわけではなく、身体への負担や代替治療も含めてご説明します。 - 治療後のメンテナンス
インプラントや周囲の歯ぐき、噛み合わせの状態を定期的に確認し、毎日のセルフケアについてもお伝えします。
🦷インプラント・ブリッジ・入れ歯の違い

🦷治療期間
インプラント治療の期間は、治療開始から人工の歯の装着まで、通常4~6か月程度が目安です。
ただし、顎の骨や歯ぐきの状態、治療する本数、抜歯や骨造成の必要性などによって異なります。追加の処置や治癒を待つ期間が必要な場合は、6か月を超えることもあります。
具体的な治療期間と通院回数は、検査後に治療計画と合わせてご説明します。人工の歯を装着した後も、定期的なメンテナンスが必要です。
⚠ 治療中の注意事項
- 持病や服用中のお薬、アレルギー、喫煙習慣について、事前にお知らせください。お薬は自己判断で中止せず、担当医にご相談ください。
- 手術後の食事、運動、入浴、飲酒などは、処置内容に応じた指示に従ってください。
- 喫煙は傷の治りや治療の経過に影響するため、治療前から禁煙についてご相談ください。
- 手術した部分の歯磨きやうがいは、担当医の指示に従って行ってください。
- 処方されたお薬は指示どおりに使用し、経過確認や抜糸などの予約日に受診してください。
- 出血が止まらない、痛みや腫れが強くなる、しびれが続くなど、気になる症状がある場合は医院へご連絡ください。
治療前に確認が必要な方
以下に当てはまる方は、事前に担当医へお知らせください。
- 糖尿病、心臓病、骨粗しょう症などの持病がある方
病状や治療内容によって、主治医との連携や治療時期の調整が必要になる場合があります。 - 継続して使用しているお薬がある方
飲み薬だけでなく、注射のお薬も含めてお知らせください。お薬は自己判断で中止しないでください。 - 顎の骨の量が少ないといわれた方
骨造成などを検討できる場合もありますが、身体への負担や代替治療を含めて判断します。 - 歯周病がある方
インプラント治療の前に、歯周病の治療やお口の清掃状態の改善が必要になる場合があります。 - 喫煙習慣がある方
傷の治りや治療後の経過に影響するため、禁煙についてご相談ください。 - 毎日の清掃や定期的な通院が難しい方
治療後の管理を続けられるか、支援の方法も含めて相談します。
これらに当てはまるだけで、必ず治療が受けられないわけではありません。検査結果や全身の状態を踏まえ、治療を見合わせることや、別の方法をご提案することがあります。
治療後の注意事項
人工の歯を装着した後も、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが大切です。
- お口に合った方法で清掃する
歯ブラシに加え、必要に応じて歯間ブラシやフロスなどを使用します。清掃用具の選び方や使い方は、歯科医師・歯科衛生士がご説明します。 - 症状がなくても定期的に受診する
インプラント周囲の歯ぐきや骨、人工の歯、噛み合わせの状態を確認します。通院間隔は、お口の状態に合わせてご案内します。 - 気になる変化は早めに相談する
歯ぐきの出血や腫れ、痛み、膿、人工の歯のぐらつきや噛み合わせの違和感がある場合は、次の予約日を待たずに医院へご連絡ください。
インプラント自体は虫歯になりませんが、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。残っている歯も含め、お口全体の健康を管理していきます。
🦷料金

インプラント治療の費用(税込)
・インプラント1本:550,000~693,000円
埋入術・アバットメント・被せ物を含みます。
・CT撮影・診査診断:22,000円
治療費とは別途必要です。
必要に応じて行う追加処置(税込)
・ソケットプリザベーション:88,000円+材料費
・骨造成(GBR法・1部位):154,000円+材料費
・サイナスリフト(片顎):352,000円
・ソケットリフト(1本):110,000円
※追加処置の必要性は、お口の状態や検査結果によって異なります。
※定期検診・メンテナンスの費用は別途必要です。
※治療内容や本数によって総額が異なります。詳しくは診査・診断後にご案内します。
🦷治療の流れ

インプラント治療の流れ
① 検査・カウンセリング
お口の診査やCT撮影などを行い、ご希望やお悩みを確認します。
② 治療計画の説明・必要な前処置
治療方法・費用・期間をご説明します。必要に応じて、歯周病治療や抜歯、骨造成などを行います。
③ インプラント埋入手術
麻酔を行い、顎の骨にインプラント体を埋め込みます。
④ 治癒期間・状態の確認
インプラント体と骨が結合するのを待ち、治癒状態を確認します。治療方法によっては、追加の手術(二次手術)を行います。
⑤ 型取り・人工歯の装着
歯ぐきの状態が整ったら型取りを行い、噛み合わせや見た目を確認して人工歯を装着します。
⑥ 定期メンテナンス
装着後も定期的に、歯ぐきや噛み合わせ、清掃状態などを確認します。
※治療開始から人工歯の装着までは、通常4~6か月程度が目安です。骨造成などが必要な場合は、6か月を超えることがあります。
※処置の順序や通院回数、治療期間は、お口の状態や治療方法によって異なります。
🦷よくある質問(FAQ)
Q. インプラント治療の痛みはありますか?
A. 手術中は局所麻酔を使用して、痛みを抑えながら処置を行います。処置中に痛みを感じた場合は、我慢せずお知らせください。
手術後は痛みや腫れ、内出血などが生じることがあります。程度や続く期間は、手術の範囲や骨造成の有無などによって異なります。処方されたお薬は指示どおりに使用してください。
痛みや腫れが強くなる、出血が止まらない、しびれが続くなどの場合は、医院へご連絡ください。
Q. インプラントはどれくらい持ちますか?
A. 10年以上使用される例もありますが、使用できる期間には個人差があり、一定の年数を保証できるものではありません。お口の状態や喫煙習慣、毎日の清掃、定期的なメンテナンスなどによって経過は異なります。
また、顎の骨に埋めたインプラント体と、その上に装着する人工の歯では、修理や交換が必要になる時期が異なります。
長く使い続けるために、症状がなくても定期的に受診し、歯ぐきや噛み合わせ、部品の緩みなどを確認することが大切です。
Q. インプラントとブリッジの違いは何ですか?
A. インプラントは、顎の骨に埋め込んだ人工歯根を支えにして歯を補う方法です。基本的には隣の歯を削らずに治療できますが、外科手術が必要です。
ブリッジは、失った歯の周囲にある歯を支えにして、つながった人工の歯を固定する方法です。一般的には支えとなる歯を削る必要があり、その歯に噛む力の負担がかかります。
どちらが適しているかは、周囲の歯や顎の骨の状態、全身の健康状態、ご希望などによって異なります。費用や治療期間も含めて比較し、治療方法を検討します。
Q. インプラントと入れ歯の違いは何ですか?
A. 一般的な固定式のインプラント治療は、顎の骨に埋め込んだ人工歯根で人工の歯を支える方法です。ご自身で取り外す必要はありませんが、外科手術が必要で、原則として自由診療となります。
入れ歯は、歯ぐきや残っている歯で支える取り外し式の装置です。通常、装着のための手術は必要ありません。条件や材料によって保険診療と自由診療があり、取り外して清掃し、必要に応じて調整します。
装着感や噛みやすさは、お口の状態や装置の設計によって異なります。また、インプラントを支えにして入れ歯を安定させる治療方法もあります。ご希望や清掃のしやすさ、費用なども踏まえて検討します。
🦷治療に伴うリスク
インプラント治療には、以下のようなリスクや合併症があります。生じる可能性や程度は、お口や全身の状態、処置内容によって異なります。
- 手術後の痛み・腫れ・出血
痛みや腫れ、出血、内出血などが生じることがあります。 - 周囲の組織への影響
手術に伴い、神経や血管、隣の歯などを傷つける可能性があります。唇や顎などのしびれ・感覚の変化が残る場合や、上顎では上顎洞に関連するトラブルが起こる場合があります。 - 感染や骨との結合不良
傷の感染や治癒の遅れ、インプラントと骨が十分に結合しないことがあります。状態によっては、インプラントの除去や再治療が必要です。 - インプラント周囲の炎症
周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。進行すると骨が減少し、インプラントを失う原因になる場合があります。 - 人工の歯や部品の不具合
人工の歯の欠け・破損、固定しているネジの緩みなどにより、修理や交換が必要になることがあります。 - 見た目や装着感の違い
歯ぐきの変化や治療部位の条件により、見た目や装着感がご希望と異なる場合があります。
骨造成などの追加処置を行う場合は、その処置に伴うリスクも別途ご説明します。治療前の検査や治療後のケアを行っても、すべてのリスクをなくすことはできません。
🦷まとめ
インプラント治療は、歯を失った部分に人工歯根を埋め込み、噛む機能や見た目の回復を目指す治療方法です。外科手術が必要となり、治療の適応や期間、費用は、お口や全身の状態によって異なります。
入れ歯やブリッジにも、それぞれ特徴と注意点があります。検査結果をもとに各治療の違いをご説明し、ご希望も伺いながら、適した方法を一緒に検討します。
治療後も、毎日のセルフケアと定期的なメンテナンスが大切です。歯を失った部分の治療についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
この記事の編集・責任者は歯科医師の杉田一馬です。